皆様、新年明けましておめでとうございます。
MIND CORE代表の喜納将克(きな まさかつ)です。
2024年能登半島地震で被災された皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
私自身、当たり前の日常と幸せが目の前に存在していることが、どんなに素晴らしく、恵まれていることかを噛み締めて過ごした年末年始でした。
この感覚と感謝の心をずっと忘れずに、この1年も昇り龍の如く、昇り続けていきたいと思います。
今年も宜しくお願い申し上げます。
今回のテーマは『今年の目標を立てる前に、自分の〇〇を知ること!』です。
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本ブログは、育成年代のアスリートやご両親に読んでいただきたい内容です。学生アスリートの皆さんは、もうすぐ新学期が始まり小学生は中学生へ、中学生は高校生へ、高校生は大学生や実業団へと一段レベルの高いステージへと移行する重大なライフイベントの渦中にあると思います。今後、レベルが高くなり周りの信頼を得るために、今年1年をどう過ごすかの目標をどう立てたらいいのでしょうか?
そんな今年1年の目標を立てる時に、是非やって欲しいのが「自分の強み」を深掘りすることです。自分を知る事が一番難しくて難題でもありますが、自分が好きな理想のプレーを追求するのではなく、自分の特徴(強み)を活かして戦っているか、監督やチームメイトの要求に自分がフィットしているか(適応しているか)を見ていきましょう。
自分が追求している結果と周りの要求している結果にズレが生まれると、スタートダッシュは上手くいきません。まずは、周りからの信頼と自分の特徴を知ってもらうことが重要です!
※ブログの感想や質問をいただけると励みになります。皆様のコメントお持ちしております。
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自分の特徴や強みを考えていますか?
学生アスリートの方は、学年が1つ上がり新しい環境やより高いレベルでのプレーをする時期になっていますね。
自分を成長させる大きなチャンスと捉えて、今年1年間の目標を考えて、すでにスタートを切っている選手や準備している選手もたくさんいると思います。
自分のライフステージが上がることは、自分を成長させる努力をする時期です。
このタイミングで1年間の目標を考えて、新しい取り組みをしていきましょう!
まず、目標を考える前にやって欲しいことが、
自分の特徴や強みを考えてみる事です。
「私の得意なことってなんだろう?」
「私の強みってなんだろう?」
10分でもいいので、思いつく事を紙に書き出していただきたいです。
例えば、
フィジカルのことなら、筋力がある、持久力がある、身長が大きい、俊敏性がある、ジャンプ力がある、
スキルのことなら、ボールコントロールが上手い、サーブやレシーブが上手いなど、
自分のプレーの特徴を考えたらたくさんあるはずです。
人間関係のことなら、仲間からの信頼が厚い、リーダーシップがある、ムードメーカーである、
性格のことなら、自信を持っている、プレッシャーに強い、人との約束は必ず守る、優しい、時間に厳しいなど。
これを考えている時に、人は過去の成功体験や上手くいった事例から、自分の強みって何かな?を絞り出していると思います。
過去の成功体験を振り返り、自分という人間の特徴を理解しているんです。
自分の思考、感情、行動のクセを知ることが、自分を理解することにつながります。
過去に自分が一番輝いていた瞬間がどんな状況だったかを、現在の自分が冷静に分析することで、『自分が一番力を発揮できる瞬間って、どんな時だろう?』が見えてきます。
自分という人間を理解しないと、立てた目標が自分が輝かない目標になってしまうからです。
ライオンはゾウにはなれないので、一生達成できない目標になる可能性があります。
例えば、私はサッカーをやっていたのですが、得点を量産するタイプではなく、パスやアシストが得意な選手でした。そんな私が「今年20得点するぞ!」と目標を立てるより、「今年20アシストするぞ!」と目標を立てる方が自分が活きてくるわけです。
自分の特徴に合っていて、自分を活かせる目標を立てていただきたいのがここで伝えたいことです。
あくまでも、自分の能力を最大限活かすものが目標です。そのためには、自分の強みに合わせた目標設定が必然となります。
自分の強みや特徴を、①フィジカル面、②技術面、③性格、④人間関係から大まかに振り返ってみてください!
なぜ自分がそう思ったのかという具体的なエピソードまで深掘りしてみましょう。そこから、また新たな気づきも得られると思います。
ここで大切なことが、「弱み」も見方を変えることで、『強み』になるということです。
自分のネガティブな側面しか思い浮かばない人も、ちょっと視点を変えて、言葉の表現を変えて、強みを考えてみてください。
全てを完璧にこなせる人はいません。欠けている物があるから、人間らしいのです。
自分の強みとやりたいことを照らし合わせる
自分の強みや特徴を書き出してみて、次は目標を考えていくのですが目標には、
・結果目標:達成したい結果の目標。具体的な数値目標。
(例:全国大会3位入賞、年間20勝するなど)
・課題目標:結果を達成するために必要な課題。
(例:結果を達成するために必要な知識、技術、環境などの課題)
2つの目標があります。
具体的な結果(未来)を考えて、その結果をどう達成するのかという課題を目標にしていくのですが、結果を考えるときに他人からの評価を気にしていたり、自分がやりたいことをそのまま目標にしていませんか?
周りに合わせた目標設定や自分の憧れや理想を追求して決めた目標は、自分自身を苦しめてしまう可能性があります。
昔の私は、自分の特徴を理解していなくて、理想の人生ばかりを追い求めていました。
理想の人生から逆算すると、いつまでに何を達成していないといけない、自分にはまだこれが足りないから、もっと努力しなきゃと自分の課題や弱みにばかり着目して目標を決めていました。ずっと気持ちが焦っていたんです。
理想と現実のギャップが全く埋められなくて、 不安で仕方なかったんです。
そうではなくて、ちゃんと成長にフォーカスする。
結果も大事ですが、自分が成長している実感を持って前に進むことが一番大事です。
自分は何を伸ばすべきかをしっかり見極めて、選択と集中をすることがあなたの選ぶ道です。
どこに向かうのかという大きな方向性を決めたら、『今の自分でも上手くいっていること』に意識を向けて、選択と集中で何を伸ばすのかを考えてみましょう。
初めの1歩は、自分よりも周りの人との関係性
自分の目標が定まって、新しい行動をやる気になっていても、すぐにいつものライフスタイルに戻っていくのが人間です。
・自分の意識は変わっても、周りが変わっていないので段々と周りに合わせてしまう。
・自分では現状を変えていこうと努力しているけど、周りの人から邪魔が入る。
・すぐには結果が出ないので、やっても意味がないと感じ諦めてしまう。
このように、せっかく目標を立てても結果に結びつかないことが多々あります。
あなたは現状を変えたくても、周りの人は現状を維持しようとする力が強くなるのです。
それは現状維持メカニズムが働いているから。
だから、初めの1歩は周りの人達との関係性改善を考えていきましょう。
「監督やチームメイトが望んでいる結果は何なのか?」その結果を達成することに時間を注ぎましょう。
小さなことで大丈夫です。周りから信頼されることが重要で、信頼されるためには『与える人』になってください。
特に、このブログを読んでくれる選手の皆さんは、新しい環境に自分が飛び込んでいくのですから、新しい環境に適応していく努力をしてください。監督・先輩達が目指している目標を理解して、その目標達成に力を注ぐことで、周りからの信頼が高まっていきます。
周りから信頼されてきた頃に、自分の強みを活かした目標に力を注いでいくと、大きく現状を変えることにつながっていきますよ!
是非、参考にしてみてください。
今年1年の皆様のご活躍を応援しております!!
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