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静岡県浜松市でスポーツメンタルコーチをしています喜納将克です。
このブログでは、アスリートのメンタルが向上する記事をお伝えしています。
読み進めることで、物事の捉え方が変わったり、何か気づきが生まれるヒントが生まれるかもしれません!一緒に学んでいきましょう!
今回のテーマは『自信についての真実』です。
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自信には2つの定義があります。「感情としての自信」と「行動としての自信」です。その両方とも正しいのですが、自信をつけるためには、まず行動が大事になります。自信を持っていなくても、自信があるように態度・行動をコントロールすることをアティチュード・コントロールと言います。今回はそのことについてお話ししています。
本ブログは、自信を持ちたい選手達に読んでいただきたい内容です。
※ブログの感想や質問をいただけると励みになります。皆様のコメントお持ちしております。
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自信についての2つの定義
「自分に自信があったらなぁ」と、過去何度思ったことか。
ただ私はメンタルについて学ぶまで、自信とは何なのかを全く分かっていませんでしたし、きっと皆さんも十分に分かっていないと思います。ただ漠然と「自信が欲しい〜」と思っていませんか?今回は、自信についてじっくり学んでみましょう!自信についての考え方が少し変わると思います!
スポーツで実力を発揮する為には、自信が必要だと言われています。では、自信の定義とは何でしょうか?有名な定義が2つあります。
一つ目は、最も広く知られている定義で「確実、確かであるという感情」です。
つまり、自信とは感情であるという意味です。
二つ目は、古くからある定義で「信用・信頼の行動」です。
これは、自信は感情ではなく行動であるという意味です。
どちらの定義が正しいかというと、
・・・
・・・
・・・
両方とも正しいと言えます!ただ両者が表しているのは、全く異なります。「感情としての自信」「行動としての自信」の両方が自信であるということです。私は初めこれを知って、「え〜何それ?」と思いました。行動としての自信って何だろうと。
感情としての自信は、皆さん分かりやすいですよね。確実に上手くいくという感情です。成功する確率が高いなと自分でも確信しているわけです。だから、自信に満ち溢れてプレーできます。
行動としての自信は、少し分かりにくいですが、気持ちでは上手くいかないかもと不安な気持ちを持っていても、それを行動には見せずに自信があるように振る舞うことです。
例えば、実力が上の相手と試合をすることになった場合、相手チームの選手が強く見えたり、ウォーミングアップの完成度や雰囲気に圧倒されてしまい、負けるかもと不安な気持ちになりますが、それを表情や態度に出さずに格上の相手を食ってやろうという態度で試合に挑むことです。
そうすると、初めは自信がある演技をしていたのですが、徐々に行けるかもという確信に変わり、相手のミスから先制点を取り、試合に勝ってしまうということもあります。
このように、態度や行動をコントロールして、自信があるように振る舞うことをアティチュード・コントロール(態度・行動のコントロール)と言います。
アティチュード・コントロール
自分自身が過去にアティチュード・コントロールを使ってピンチを切り抜けた経験を思い出してみると、小学校5年生頃、友達2名と公園で遊んでいた時、他の小学校の不良グループが5名ほど僕の友達に絡んできました。「ケンカしよう!誰が一番強いのか?」と言ってきて、絡まれた友達が当時空手を習っていた僕が一番強いと僕に話をふってきたんです。
僕たち3人は急いで逃げましたが、ターゲットにされた僕だけ逃げ遅れ不良5人に囲まれました。その時は、心臓バクバクでどうしようと思いましたが、腹をくくって5人の正面に歩いていきました。「俺に手を出したらタダじゃおかんぞ」そんな自信満々の態度と空手ができる雰囲気を出して、5人に向かって歩いていきました。すると、肩をぶつけてきましたが、5名は僕に手を出さずに帰っていきました。
その後、友達と「あぶねー」と大騒ぎ!大ピンチを切り抜けたのです。
あの時ほど、アティチュード・コントロールを最大限に活用した経験はありません…
ちょっと違うか!(笑)
でも、勝てる気がしなくても、勝てるという態度や行動をコントロールして、相手に悟られないようにすることは、相手からしたら脅威になります。そのちょっとした心の乱れを生み出すことで、ピンチを乗り切れたり、自分にはできるという感情が生まれてきます。これは、スポーツの現場でも同じです。
相手に緊張や心の動揺を悟られないようにし、自信がある態度で振る舞うことは、勝つ確率を少しでも上げるという行動なのです。
そして、自信をつける上での大事なルールがあります。
【まず、自信の行動をせよ。そうすれば自信の感情は後からついてくる。】ラス・ハリス
つまり、まずは「行動」から「感情」の順番でついてくるということです。
ここまで読んでも、「自信があるように振る舞うだけで、自信がつくの?」と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
本当の意味で、自信をつけるには練習が必要です。自信は何かをうまくやれることで生まれます。練習して上手くやれるようになって、成功できる確率が高いと感じた時に、確実に上手くやれるという自信(感情としての自信)が生まれるのです。自信がないのは、経験や練習が不足しているのです。
技術を磨く⇨ 実際に使ってみる⇨ 結果を評価する⇨ 必要ならやり方を変える
といった成長サイクルを回し、確実に上手くできるという確信が持てるまで、練習と準備を積み重ねていく必要があります。しかし、初めから上手くいくわけがありません。そんな時には、アティチュード・コントロールを思い出してください。自信があるように態度・行動をコントロールし、演技していることで、自信があるような感情に近づいていきます。
【まず、自信の行動をせよ。そのうすれば自信の感情は後からついてくる。】です。参考にしてみてください!
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