自分のことを理解できると他人が許せる


いつもお読みいただきありがとうございます。

静岡県浜松市でスポーツメンタルコーチをしています喜納将克です。

このブログでは、アスリートのメンタルが向上する記事をお伝えしています。

 

 

読み進めることで、物事の捉え方が変わったり、何か気づきが生まれるヒントが生まれるかもしれません!一緒に学んでいきましょう!

 

今回のテーマは『自分のことを理解できると他人が許せる』です。

 

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時間に遅れたり、約束を守らないなど、自分の価値観と違う人を見るとイライラして許せない感情になります。特に正義感や責任感の強いキャプテンやリーダーは、他人を許すことの難しさを痛感しているのではないでしょうか?今回のキーワードは、「自分の価値観に気づく」「相手の立場から想像する力」です。

 

本ブログは、チームをまとめるキャプテンやリーダー、そんな選手達を抱える指導者や親御さんに読んでいただきたい内容です。

 

※ブログの感想や質問をいただけると励みになります。皆様のコメントお持ちしております。

 

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まず、「他人が許せない」ということの背景に、何があるのかを紐解いていきます。

 

 

・練習の時間に遅れてきた人が許せない

 

・連絡もなしに試合を欠席した人が許せない

 

・負けてもヘラヘラ笑ている人が許せない

 

・自分のミスを認めず言い訳ばかりする人が許せない。

 

 

もちろん、時間を守る、休む時は連絡をする、成長したいと悔しがる、自分に言い訳をしないなどは、社会人になってもビジネスマナーとして非常に大切なことなので、それを否定するつもりはありません。

 

 

 

ただ、許せない裏側を知っていると、自分の思考のクセに気づけるんです。他人のことが許せないという背景には、「should〜(すべき)」「must〜(ねばならない)」に基づく自分の価値観があります。

 

 

先程の例で言うと、「みんな時間を守るべきだ!」「休む理由を連絡すべきでしょ!」「アスリートなら勝ちにこだわらないと」「成長したいなら自分の非を認めないと」と自分の中に正義感や責任感から生み出される感情があるわけです。

 

 

 

キャプテンやリーダーの選手は、チームをまとめる責任感が強いので特にこの感情が強く、仲間に強く当たったり、皆んなが言うことを聞かないとイライラしてくるわけです。緊張感を持って練習したいので、ピリピリした雰囲気になり、チームの雰囲気は最悪。キャプテンとチームメイトの関係性もよくないと言うことはよくあることです。キャプテンやリーダーが思い描いているチーム状態とは、真逆のチーム状態になり練習や試合にも影響が出てきます。

 

 

そうならないためにも、キャプテンやリーダーの方には、「相手の立場を想像する力」を養っていただきたいと思います。その第1歩は、イライラして怒ってしまう裏側には、自分の中に「should〜(すべき)」「must〜(ねばならない)」に基づく価値観が隠れていることを理解しておいてください。

 

 

 

では、相手の立場を想像する力とは、どんなことでしょうか?

先程の練習時間に遅れた選手を例に取ると、その選手が時間に遅れた理由は…

 

 

●母親の仕事の電話が長引いて、車の出発が遅れた

 

●道路が渋滞で車が動かなかった

 

●自転車がパンクして、途中から歩いてきた

 

●体調が悪く、練習を休もうかと思ったけど、なんとか練習に来た

 

●財布を途中で拾い、警察に届けていた

 

●忘れ物をして一度家に取りに戻っていた

 

などの理由だったかもしれません。

 

 

 

 

練習時間に遅れたのは、その選手が時間を守らなくていいと言う考えではなく、何かイレギュラーなことが起こって、時間に遅れてしまった可能性があるのです。それを理解されずに、キャプテンやリーダーから「時間を守らない人」というレッテルを貼られて責められると、どう感じるでしょうか?

 

 

自分は「時間を守らない人」ではない!

ワザと遅れようとしたわけではない!

という自己防衛で、言い訳や反発の態度をとるでしょう。

 

 

 

だから、キャプテンやリーダーの立場の人は、相手の立場を理解しようという態度が人間関係を良好にする最も重要なポイントです。怒れる感情を一旦横に置いて、「今日は珍しく練習時間に遅れたけど、どうしたの?」「いつも時間を守るのに、何があったの?」と相手を労る言葉がけをしてあげてください。その理由を聞いた上で、次に起こるイレギュラーに対してどう対応するかを一緒に考えてあげてください。

 

 

相手の立場を想像する力は、自分の「should〜(すべき)」「must〜(ねばならない)」に基づく価値観に気づくことと、相手にも色々な理由があるんだと相手の立場を思いやる心が必要です。自分の価値観を相手に押し付けるのではなく、相手を思いやり、尊重し、相手の立場を理解しようとする態度が、相手に安心感を与え、本当のコミュニケーションができるのです。

 

 

 

そして、最後にキャプテンやリーダーは、チームで一番「完璧な選手」「選手のお手本」「優秀な選手」である必要はないということです。たくさん行動して、たくさん失敗して、たくさん学んでいる人の方が、相手の立場から考える力を持っているんです。不完全なキャプテンやリーダーの方が、相手の立場から「自分ならどう考える?」いう問いかけを常にしています。

 

 

それを「相手ならどう考える?」に変えるだけで、他人を許せる力になりますよ!試してみてくださいね!応援しております!

 

 

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