否定を肯定する力


先日、

スポーツ×ヒューマンという番組で

サッカー日本代表の鈴木武蔵 選手の

学生時代に受けた

差別のことを知りました。

 

 

鈴木武蔵 選手は、

ジャマイカ人の父親と

日本人の母親の

ハーフなんですが、

肌の色が黒く、

外見が日本人とは違うという事で、

学生時代に差別的な発言を受けていて

苦しんでいたそうです。

 

 

学校の帰り道に

一人でよく泣いていて、

親を悲しませないように

涙を拭いてから、

家に入っていたそうです。

 

 

サッカーで見返してやると、

Jリーガーになり、

日本代表まで登り詰めましたが、

日本代表となっても、

「あの顔と体格で日本代表はないだろ!」

と批判されるメッセージを

たくさんもらったそうです。

 

武蔵選手は

日本で育ち、

日本人として生きてきたのに、

肌の色が違うということで、

 

 

「お前は日本人じゃない」と言われ、

日本人としての自分を肯定できず、

両親や自分自身を好きになれない。

 

 

生まれた時から、

人と違うことを受け入れていく。

自分を守るために、

感情を押し殺し、

心に蓋をして閉じこもっていく。

 

 

当たり前のように、

日本人として育ってきた私達には

想像ができない辛く、苦しい経験

だったでしょう。

 

 

そして、

それは武蔵選手だけでなく、

八村塁選手、大阪なおみ選手だってそう…。

 

 

自分自身や両親を肯定できないことが

どれだけ孤独か。

 

 

人とは違うありのままの自分を

表現することが、

どんなに勇気のいることか。

 

 

批判する人を肯定し、

自分自身を肯定して、

前に進むことが、

どんなにエネルギーのいることか。

 

 

否定を肯定する力

 

 

 

それは、どんな人にも必要な力。

レジリエンスを高めるためには、

答えを伝えるのではなく、

高める方法を伝える必要があると

本気で考えています。

 

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